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京阪電気鉄道 8000系0番台
Keihan Electric Railway 8000 Serise Electric multiple unit
概要・外観写真一覧車内写真一覧基本組成表|主要諸元表(詳細) 未更新車 更新車 プレミアムカー設定後
Last Update 2017.8.5

新塗装を纏った8006編成
2009.6.13 森小路にて
概要
三条から出町柳を結ぶ鴨東線として開業した1989年に第1編成が導入された。

同線開業時における車両不足に対する補充および特急車の7両編成化であるのと同時に将来的に初代3000系(現:8000系30番台)の後継車両として見据えた車両として導入された本系列はテレビカーとしては4代目であるが、2000年代後半における時代の流れにより京阪特急としての転換点を2度にわたり遭遇した車両でもある(後述参考)

本系列の導入当初の車体はアルミ合金製の平屋構造車体で、丸みを帯びた初代3000系に対し直線的なデザインで構成されている。

足回りは東洋電機製造製ACRF-H8175-792A制御装置と同社製TDK-8160-A主電動機を採用、制御装置の自体は6000系の改良型で初代3000系の更新工事で制御装置換装にも用いられている。
台車は動台車を川崎重工業製KW-88、従台車を住友金属工業製FS-517C(後にFS-517Dに交換)を採用している。

車内は自動転換装置が付いた転換クロスシートである点は初代3000系と同じであるが、座席自体はバケットタイプに変更されて掛け心地が向上している他、シートピッチが920mmに拡大されている。
テレビカーは4両目の8750形に組み込まれることになった。

当初は7両編成1本のみであったが、好評であったことから初代3000系を置き換える形で1990年以降に改番の上で順次製作され、既に初代3000系の中間車に組み込まれた8500形を新造された本系列に順次組み込まれていった。
この結果1993年の最終増備車竣工の時点で7両編成10本が製作された。

そして、予備者として残存することになった初代3000系の更新工事に合わせて試験的に実施されたダブルデッカーへの改造車が好評だったことから、本系列でもダブルデッカーが製作された。
この時製作された8800形は車体強度の関係から普通鋼製となり、これによって車重増加されることから台車が動台車と同じKW-88となった。

この結果、8両編成10本になった。

これ以降2008年までは施策転換による2003年の特急停車駅増加による自動放送休止や地上デジタル放送TV対応がある以外には大きな動きがなかったが、2008年の中之島線開業に合わせたIC導入による車体塗装の変更が実施されることになり、座席の更新も同時に施工された。
さらに2010年から車内のリニューアルが順次行われることになり、その第一陣として8010編成が施工された。

なお、本系列ではエレガントサルーンと言う愛称が与えられ、新塗装の車体に「ELEGANT SALOON 8000 SERIES DOUBLE DECKER」または「ELEGANT SALOON」の文字が追加されている。

車内のリニューアルは車端部のロングシート化とドア鴨居部のLCD式案内表示器の設置、公衆電話ルームの撤去(撤去された場所は座席が設置される)などが実施されている。

2011までにリニューアルが実施された後は前照灯のLED化が実施された以外に大きな動きが無かったが、2017年8月26日から一部座席指定のプレミアムカー導入に際し同系列が該当列車に充当されることから、それに先立ち2015年度から6号車(8550形)を改造するべく所定の8両編成から7両編成に短縮され、2016年度から2017年8月頃まで暫定組成での運行となっている。
諸元(簡易版)
車体構造:アルミ製(平屋構造車体)|普通鋼製(2階建て構造車体)
連結面間距離:18.9m(先頭車)|18.7m(中間車)
座席配置:
 転換クロスシート+補助椅子(一般車)|回転リクライニングシート(プレミアムカー)
客用ドア:幅1m|片開き|片側2ヶ所
制御装置:東洋電機製造製 ACRF-H8175-792A
制御方式:直並列抵抗制御および界磁位相制御
主電動機:東洋電機製造製 TDK-8160-A 175kW×4/両
駆動方式:中空軸平行カルダン
ブレーキ方式:日本エヤーブレーキ製 HRDA-1 電気指令式
電気ブレーキ:回生ブレーキ
台車(M車):川崎重工製 KW-88
台車(T車):
 住友金属製 FS-517C(8800形を除く)|川崎重工業製 KW-88B(8800形)
加速度:2.5km/h/s
減速度:4.0km/h/s(常用最大)|4.5km/h/s(非常)
最高運転速度:110km/h
設計最高速度:120km/h
製造初年:1989年
車体製造・艤装メーカー:川崎重工業車輌カンパニー
改造初年(リニューアル):2010年
改造施工事業者(リニューアル):京阪電気鉄道寝屋川車両工場
改造初年(プレミアムカー改造):2016年
改造施工事業者(プレミアムカー改造):京阪電気鉄道寝屋川車両工場
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Photo

8003編成
2010.7.4 西三荘にて

輸送障害などで見られる三条行きが表示されている8005編成
2010.3.21 祇園四条にて

ダブルデッカーの有無以外は竣工当時の姿である3004編成
森小路にて

車両番号とがステッカー化された8001編成
2009.2.15 森小路にて
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